« 品川 マンハッタングリル | メイン | 業平 そば処 まるしん »
2005年10月23日
新田次郎 アラスカ物語
新田次郎の代表作、「八甲田山死の彷徨」を初めて読んだのは、
小学校の終わりか中学校の初めだったかと。
親父の本棚の本を読み漁っていた頃で、それはそれは夢中になって読んだ。
それから十数年、作者の新田次郎と著作が完全に分離していたんだけど、
たまたま訪れた本屋で「八甲田山~」の文庫版を発見。
作者が新田次郎である事が、やっとリンクした。
そーいやおもしろかったから、何か読んでみるか、とたまたま手に取ったのがこの本。
なかなか読み応えのある質量ながら、「八甲田山~」にも通じる、
独特で軽快な話の進め方によって、一気に読み終わってしまった。
なんだかんだといろいろある一年。身辺の状況が巡るしく変わり、
それに対応するだけでいっぱいいっぱいだった自分に、めぐり合うべくしてめぐり合った、
とでも言えるような、ものすごく意味深な本だった。
この本に感化されて、とか言うつもりはないが、
元来腰が重くて変化を好まない自分が、能動的にいろいろ変えてみようか、
などと思い立った一つの大きなきっかけだった事は事実。
そんな衝撃的な本を、
なんと無く立ち寄った本屋で、しかも数ある新田次郎の著作の中から、
なんとなく「アラスカ物語」を選んでるあたり、さすがに信心のないおいらでも、
何やら得体の知れない力が働いているように思えてならない。
後から読んだ五木寛之「大河の一滴」あたりが霞んで見えるくらいの名著。
投稿者 teagin : 2005年10月23日 01:49
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://teagin.blogdns.com/cgi-bin/MT/mt-tb.cgi/166